臨床心理学教育についての個人的な研究の一環で、本サイト運営を行っています。仕事や研究のあいまですが、変更点がわかり次第、随時更新していきたいと思います。大学や大学院での心理学教育に関しては、本サイトの趣旨と異なることから掲載しませんが、ここでは臨床心理学を学ぶための予備校について、予備校を探される方の便宜をはかるため、調査結果について掲載しています。
 大学院受験予備校の情報を調べ、電話や無料相談会に参加するなどして得た情報をランキング形式で紹介します。評価内容や評価基準は、みんなが一番気にする料金、立地、講師、授業内容、合格実績など、出版活動など、その他特徴という分野に分けて掲載しています。  

 調査によると、大手予備校はひとり一人に割ける時間が少なく、かなり合格率が低いため、合格"率"を書けずに合格者"数"だけ書くなど、ごまかしているようにも見えます。これを統計学を扱う心理学では、"統計のウソ"として禁止されているのですが・・・大手予備校には関係ないのでしょうか。
たとえば、のべ100名合格していても、予備校生ひとりが、2つの大学院に合格していると実質50名しかいないことになります。予備校生総数が300名だと、6分の1(17%)しか合格していないことになります。合格のためには、大きすぎず小さすぎない予備校を選びましょう!

臨床心理士資格取得後は?就職状況と収入

臨床心理士資格試験に合格すると、晴れて臨床心理士になります。

臨床心理士は5年ごとに資格の更新があります。資格の更新は、研修会や学会など研鑽を積むことでポイントを獲得し、一定ポイント以上で更新が可能となります。

臨床心理士資格を持つことで、仕事の選択肢や給料も増加します。臨床心理士の収入は300万~400万が半数程度です。収入を少しでも多くと考えておられるのであれば、大学教員を目指したり公務員の心理職(たとえば、児童相談所など)や心理学関係でもいける国家公務員である家庭裁判所調査官などを目指すのもいいかもしれません。

臨床心理士の需要も少しずつですが増えてきているので、最近ではハローワークやインターネットでも検索できるようになってきています。しかしながら、臨床心理士の業界は実力とコネクションが大事です。日ごろから様々な学会や研修会に参加して自己研鑽に努め、多くの人と交流できるフットワークの軽さは欠かせません。

 臨床心理士の予備校では通常、臨床心理士資格取得後の就職に関してや、 臨床心理士関連の研修に関する情報までは取り扱ってはいません。ですが、臨床心理士の資格取得後のことも親身に考えてくれる、また研修機会や就職につながる可能性のある予備校も少数ではありますが出てきているようです。

 予備校は、あくまで臨床心理士の大学院入学や臨床心理士資格試験に合格するための手段でしかありませんが、もし予備校にそういったサポートもある予備校を利用すると非常に便利ですね!

⇒日本臨床心理士会